子育て

子どもの金融教育

皆さんは家庭内でお子さんと一緒に、お金についての勉強はされていますか?

現在、日本の小学校のカリキュラムは約4200時間ありますが、その中にはお金の事を教えてくれる授業はほぼゼロという状態です。

それは今も昔も同じで、もちろん僕たちが子どもの頃にも、お金について教えてくれる公的な学習機会は全くなく、辛うじて大学の授業で税金や保険について、少し教えてもらえたという程度しか記憶に残っていません。

今の私たちは、国語で漢字を勉強したから漢字の読み書きができ、算数で数字の計算式を勉強したから、社会生活における様々な場面で数字を計算しながら生活していけるわけです。

逆にお金についてはほとんど学ぶ機会がなかったので、大人になって色々と失敗を繰り返して、その度に少しずつ知識をつけながら、何とか進んでいかざるを得ない状況だったのです。

今回は、自分の子どもには同じ失敗をして欲しくないとの想いから、これから必要不可欠になるであろうマネーリテラシーを、小さな子どもの内から少しずつ高めていく金融教育について、少し考えてみたいと思います。

現代の子どものお小遣い事情

まず子どもたちが自分たちの生活において、一番身近にお金の存在を直接感じるものといえば、それは「お小遣い」だと思います。

誕生日やクリスマスなど特別なイベントの時を除いて、自分たちが欲しくなったものがあれば、自分のお小遣いと相談するわけです。

現代の子どもたちのお小遣い事情を、2015年に行った金融中央委員会の調査にもとづき、簡単に説明しておきます。

  • 小学生   平均 1,370円 / 月    ボリュームゾーン  500円 / 月
  • 中学生   平均 2,536円 / 月    ボリュームゾーン 1,000円 / 月
  • 高校生   平均 5,114円 / 月    ボリュームゾーン 5,000円 / 月

調査によると、小学生の低学年層の子どもたちの半分以上は、必要に応じて時々お小遣いをもらっており、中学年~高学年になるにつれて徐々に定期的なお小遣い制となっていくようです。

お小遣いの使い道にかんしては、小学生は「お菓子やジュース」と答えた子が最も多く、やはりウチの子どもと同じなんだなぁと思いました。

因みに我が家では、長男・長女ともに保育園の年長時から一般的なボリュームゾーンである、月初にお小遣いの500円を渡すようにしています。

幼少期から金銭感覚や管理能力を養っておく必要があると考えておりますので、比較的に早い段階からお小遣い制を導入しているわけですが、定額制と報酬制という永遠の議論についてはそれぞれの家庭の考え方もある中で、ひとまず我が家では定額制を採用している形になっています(‘◇’)ゞ

それぞれにメリット・デメリットがありますが、もう少し大きくなってきっちりお小遣い帳をつけていく事で、計画性を持って使っていく習慣を身につけさせ、帳面を見返しながら金銭感覚を掴んでいけるだろうと思って、定額制としました。

報酬制にすると、積極的にお手伝いをしてくれたり、労働の対価としてのお金の大切さも学べるとも思ったのですが、反面そういった対価を常に求めるがあまり、見返りがなければ何もしなくなる、という恐れを考え僕は選びませんでした。

また、必要時に応じて与える都度制も考えましたが(僕の子どもの時には、この期間が長かった)、それだと予算内でやりくりする管理能力が身につけにくかったり、目標に向かってコツコツ貯めてそれを実現させる、というプロセスとその達成感を味わう機会を奪うのでは!?と考えました。

子どもの資産形成と金融感覚

さて、今回は少し真面目なテーマを取り扱っておりますので、少し固い感じとなっておりますが、もう少しだけお付き合いください(笑)

ここで考えておかなければいけない事が、これからの日本経済の展望です。

今後日本では人口減少が進み、さらに高齢化社会となっていきますので、年金などの社会保障制度もより厳しくなっていく事が予想されます。

日本社会保障・人口問題研究所が公表した「日本の将来推計人口」は下記の通りです。

  • 2010年  1億2800万人
  • 2030年  1億1600万人
  • 2050年    9700万人
  • 2060年    8700万人

そして65歳以上の高齢者の割合は、2010年に23%であったものが、2060年には40%にまで増加すると予測されています。

人口に関しては2048年前後で1億人を割り込む事が予測され、2010年からの50年間では約4000万人の減少予測となっております。

大体のイメージとしては、東京都3つ分が50年でなくなってしまうイメージです…((+_+))

縮小経済となっていくのは確実ですので、これからは国の制度に頼らずに、各自で資産を蓄えていく必要性が高まってくるわけです。

まとめ

こういった状況が進む中で、今まで以上に重要となってくる「金融教育」ですが、今の小・中学校に頼るのには色々と無理がある状況であると言わざるを得ません。

ですので、家庭内もしくは民間スクールなど公教育外での勉強が必要になってくると思います。

そうなる以上、子どもの金融知識レベルは完全に親次第であり、親のマネーリテラシーがそのまま遺伝してしまう可能性が高い事になります。

次の世界を生きる子どもたちに、僕たち世代は何ができるのか、何を伝えていってあげるべきか、を常に自問自答しながら、また多くの方のアドバイスをいただきながら、今の時代に合わせた金融教育を、子どもと一緒になってしっかり取り組んでいきたいと思っています。