ワイン

日本ワイナリーの格付け

ワインの世界において格付けといえば、すぐにフランス・ボルドーの「メドック格付け」が最も有名で、真っ先に頭に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

実は日本ワインにも格付けがあって、「日本ワイナリーアワード」というコンテストが2018年から始まり、今年で5年目を迎えました。

国産ブドウを使った日本ワインを造る201のワイナリー(設立5年以上に限定)を対象に、専門家が格付けする日本初のアワードです。

このコンテストは、ワイン1本1本を評価するのではなくて、そのワインを造っているワイナリー自体が格付けされています。

日本ワイナリーアワードとは

では、まずこの「日本ワイナリアワード」の説明を簡単にさせていただきます。

まずこのコンテストが始まった経緯としては、近年日本ワインのクオリティが飛躍的に高まってきましたし、世界的にも認められ始められたという事もあると思います。

でもまだまだ知らない方も多く、「日本にもこんな美味しいワインがあるんだ!」という事を認知してもらうために始まり、さらなる品質向上に向けて「みんなで日本ワイナリーを応援しよう!」という目的も含まれております。

冒頭に述べた通り、レストランでいう「ミシュラン」や「ゴ・エ・ミヨ」のように、それぞれの格付けには基準が設けられており、4段階に分けられて表彰されています。

  • 5つ星
     多くの銘柄・ヴィンテージにおいて、傑出した品質のワインを生み出すワイナリー
  • 4つ星
     全般的に良質で安定感があり、銘柄やヴィンテージによっては傑出したワインを生み出すワイナリー
  • 3つ星
     安定感があり、ほとんどのワインが良質で、安心して購入できるワインを生み出すワイナリー
  • コニサーズワイナリー
     評価に値する個性あるワインを生み出すワイナリー

コニサーとは、玄人や鑑定家・目利きの意味で、審査員が個性が光っていると選んだワインで、これからの展開にも着目したいと思うワイナリーが「コニサーズワイナリー」です。

受賞ワイナリーリスト

【5つ星ワイナリー】★★★★★

・ドメーヌ・タカヒコ  (北海道) ★
・山崎ワイナリー    (北海道)

・酒井ワイナリー    (山形県) ★
・高畠ワイナリー    (山形県)
・タケダワイナリー   (山形県) ★

・勝沼醸造       (山梨県)
・機山洋酒工業     (山梨県)
・KISVINワイナリー   (山梨県)
・ダイヤモンド酒造   (山梨県) ★
・中央葡萄酒      (山梨県) ★
・丸藤葡萄酒工業    (山梨県) ★
・シャトー・メルシャン (山梨県) ★
・サントリーワインインターナショナル (山梨県) ★

・小布施ワイナリー  (長野県) ★
・Kidoワイナリー   (長野県) ★

・安心院葡萄酒工房  (大分県)

★=2018年のアワードから5年連続で受賞している10のワイナリー

以上、今年は16ワイナリーが最高位の5つ星を獲得。下記は、その中でも評価の高い長野県の2つのワイナリー。もちろん僕は訪問済みです。

【4つ星ワイナリー】★★★★

・KONDOヴィンヤード   (北海道)
・10Rワイナリー   (北海道)
・ナカザワヴィンヤード (北海道)
・農楽蔵        (北海道)

・ココファーム     (栃木県)

・岩の原葡萄園     (新潟県)
・フェルミエ      (新潟県)
・SAYS FARM      (富山県)

・金井醸造所      (山梨県)
・くらむぼんワイン   (山梨県)
・勝沼ワイナリー    (山梨県)
・ドメーヌ・オヤマダ  (山梨県)
・原茂ワイン      (山梨県)
・ルミエール      (山梨県)

・安曇野ワイナリー   (長野県)
・井筒ワイン      (長野県)
・ヴェラデストワイナリー(長野県)
・楠わいなりー     (長野県)
・林農園・五一ワイン  (長野県)
・サンクゼール     (長野県)
・信州たかやまワイナリー(長野県)

などなど、、、合計60ワイナリー

【3つ星ワイナリー】★★★

・イレンカ       (北海道)
・さっぽろ藤野ワイナリー(北海道)
・Domaine Atsushi Suzuki (北海道)
・登醸造        (北海道)
・宝水ワイナリー    (北海道)
・リタファームワイナリー(北海道)

・カーブドッチワイナリー(新潟県)
・ルサンクワイナリー  (新潟県)
・胎内高原ワイナリー  (新潟県)

・サンヨーワイン    (山梨県)
・敷島醸造       (山梨県)
・Cantina Hiro     (山梨県)

・いにしえの里葡萄酒  (長野県)
・スイス村ワイナリー  (長野県)
・山辺ワイナリー    (長野県)

・島之内フジマル醸造所 (大阪府)

などなど、、、合計87ワイナリー

【コニサーズ】

カンティーナ・ジーオセット(新潟県)
ドメーヌ・ショウ     (新潟県)

シャトー勝沼       (山梨県)

などなど、、、合計48ワイナリー

※4つ星・3つ星・コニサーズに関しては、受賞ワイナリーが多数であるため、素晴らしいワインを造っているのに省略してしまったワイナリー様、大変申し訳ございません。

今回は僕が訪問させていただいた事のあるワイナリーのみ、ご紹介させていただきました( ;∀;)

今回は全て合計で327ワイナリーが表彰されたのですが、初回の2018年は95ワイナリーでしたので、大幅に増えていますね(#^.^#)

まとめ

美味しいワインは、テロワール(土地の個性、風土)や造り手の想いが見える事があります。

また、その造り手そのものが表現されているとも言われます。

僕はここでご紹介させていただいたワイナリーのほとんどを訪問し、また生産者ともお話させていただいたり、中には仲良くさせていただいている生産者の方もいらっしゃいますが、本当にその通りだ!と納得させられることもあり、そのたびにワインの不思議な魅力と魔力に取り付かれてしまうわけです(笑)

驚くほど日本ワインの品質は高まってきており、以前からよく聞かれる「ソムリエのおすすめの日本ワインは何?」という質問にも、TPOに合わせて多種多様の返答ができる状況となってきたことに嬉しく思います。

ただ数年前から、生産量が少ないことと人気が高まってきたことで、入手困難となってきたワインもいくつかありますので、嬉しさとともに悲しさも感じます。

でもこのような循環でさらに品質向上も望める状況となりますので、無理な生産量拡大とはしないように各ワイナリーには願うばかりですし、心ない一部の消費者による転売も問題になってきておりますので、ぜひそのような行為は止めてもらうよう声を大にして言いたい!

みんなで純粋にワイナリーを応援していくことで、生産者と消費者がウィンウィンの関係が構築されていくよう願って、ひとまずこの回は締めたいと思います。