この暑い夏のシーズンになると、毎年必ず出会わせてあげないといけない組み合わせがあります!そう、それはあの織姫と彦星のように(笑)
それは〝天然の鮎とビール(特にヴェイツェン)〟
僕はワインでは、よっぽど納得のペアリングではない限り「マリアージュ」という表現は使わないのですが、このペアには声を大にして言いたい!
「最高のマリアージュだ!!」(笑)
旬食材をさらに贅沢に食す!
皆さんはちょうどこの暑さMAXの夏のシーズン、天然鮎を食される習慣はありますか?
僕は鮎自体はもちろん食べた事はあったのだが、かれこれ10数年前に味わってからは、毎年このシーズンになったら、現地で食べる事が習慣というか必然というか、とにかくどうしてもそれを欲する体になってしまいました(笑)
鮎と言っても現地でいただく天然ものは別格で、しかもそれとヴェイツェンというタイプのビールを、一緒に味わう事を覚えてしまったからです!
メインの前に、まずは前菜として「鯉のあらい」をいただきます。
こちらにはまずはピルスナータイプのビールで、キリっとしたのど越しと切れのある苦みとともに、コリコリっとした独特の鯉の食感を楽しみながら、その時を待ちます。

徐々にテンションも高まってきたその時、さっそくメインが到着しました。
「天然鮎の塩焼き」です。
鮎は澄んだ綺麗な川に生息する川魚で、「香魚」と言われるように天然ものは胡瓜のような爽やかな香りがします。
僕は店内に入ったその瞬間から、その香りに刺激されながらこの時を待っていました!
もちろんすでにヴァイツェンがスタンバイされ、僕と同様にこの時を待っていました!(笑)

1年に1、2回しか味わえないからこそ、よりこの瞬間が貴重に思えるし、また味覚の増幅効果にさえ繋がるのでしょう。
しつこいようですが、もう1度だけ。
「最高のマリアージュだ!!」(爆)
ここで、鮎と最高のハーモニーを奏でるビール、ヴァイツェンの説明を少ししておきます。
ヴァイツェンとは南ドイツ発祥の伝統的なビアスタイルで、日本でよく飲まれているラガータイプとは、製造方法が全く異なるエールビールです。
クリーミーできめの細かい泡立ちとフルーティーな味わいで、ほのかな苦みがとても心地よく、何よりバナナのようなトロピカルな香りが特徴的な、女性にも人気のあるタイプです。

次は、塩焼きに続いて「鮎の揚げ物」の登場。
先ほどの芳ばしい風味とは打って変わって、サクッと揚げた食感と鮎の苦みが際立った味わい。これにもヴァイツェンがピタリと寄り添います。
先ほどあげたトロピカルな香りと同居するクローブ香が、川魚特有の生臭さを消し去るのとともに、鮎の持つ香り・苦みとのバランスがとても良く、綺麗に調和した関係であると言えます。

ここで締めの逸品。
「鮎の押し寿司と山菜そば」
鮎の甘露煮で作った押し寿司と酢飯のバランスも絶妙で、新生姜のガリもアクセントになって、締めにはちょうど良い味わいでした。
僕の大好きな山菜そばも美味しかったのですが、その前の鮎三昧のインパクトが強すぎて、優しい味わいだった記憶しか残ってはおりません(笑)

最後のデザートもいただいて、今回も大満足の〝鮎祭り〟でありました。
まだ、子どもたちは鮎の美味しさが分かる歳ではありませんが、こういった旬の食べ物の美味しさを味わって、食に対する興味であったり、食べる事へのありがたさであったり、そういった食育に繋げていきたいと思っております。